仕事が楽しくないのにも関わらず、他に働くところもないからとか、とりあえず3年間は頑張るって決めたからとかって理由で仕事を辞めずに働き続けている人も少なくはないと思います。
全然悪いことではないです。
仕事を辞めることに対してそれは「甘え」何じゃないかと感じているひとがいるのも事実です。しかし僕は仕事を辞めることは甘えではないと考えています。
もしこの記事を開いているあなたが、以下のような方であれば、数分で読めるこの記事を読んで、少しでもなにかの気づきを与えられたらと執筆しています。
- 仕事が楽しくない
- もっとスキルアップしたい
- 将来が不安
- 人生がたのしくない
【仕事を辞めたいのは甘え?】そんなことない理由【3選】

近年、20代の離職率が高くなっていることが世間で話題になっていますが、本当にそんなに多いのでしょうか。
厚生労働省が令和3年に公表した 「新規学卒就職者の離職状況を公表します」によると、高校卒業後3年以内に退職した数は、全体の36.9%と約4割もいるそうです。大学卒業後だと31.2%もいて、新卒で就職してから3年以内に退職する人は大体3人に1人もいることになります。
何故、こんなにも辞めてしまう人が多いのか、「近頃の若者は、根性がない!、すぐに辞めるのは甘えだ!」と昭和ごりごりのおじさんたちは言いそうですが、僕は「甘え」ではないと考えます。
そこで今回は、仕事を辞めることは甘えではない理由を3つ程紹介していきます。
退職してよかったと思っている人が約8割

Adecco Groupが行った『新卒入社3年以内離職の理由に関する調査』によると、新卒社員が退職した事に対して、「退職してよかった」と思っている人が77.3%とかなり多く、今一度自分のライフスタイルと働き方を照らし合わせて自分が仕事をこのまま続けていても良いのかしっかり考えましょう。

因みに、『新卒入社3年以内離職の理由に関する調査』によると、退職理由で最も多いのが、「自身の希望と業務内容のミスマッチ(37.9%)」、続いて「待遇や福利厚生に対する不満(33.0%)」、「キャリア形成が望めない(31.5%)」、「長時間労働すぎる(31.2%)」というような理由が上位としてあげられています。
今の仕事が自分のやりたいこととマッチしていなかったり、キャリア形成が望めないと感じるのであれば「転職」について知ることを始めても良いサインです。
死ぬ瞬間の後悔トップ5に「働きすぎ」がランクイン

『死ぬ瞬間の5つの後悔』という本の中で、死ぬ瞬間に人生で一番後悔していることで多いものに「働きすぎなければよかった」がランクインしています。
『死ぬ瞬間の5つの後悔』の著者ブロニーウェア氏は介護士として、人間の死に多く触れてきました。そこで、死ぬ間際の患者との会話を通して以下の「人生で後悔する事トップ5」を紹介しています。
- 自分に正直な人生を生きれば良かった
- 働きすぎなければよかった
- 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
- 友人と連絡を取り続ければ良かった
- 幸せをあきらめなければよかった
本で紹介されているのは仕事が楽しいがあまり、働きすぎてしまい、妻と老後をまったり暮らす為に働いていたものの、いざ引退したときに妻は重い病気で急死。まったり暮らすことがかなわなかったとの事。楽しかったから仕事をしていたのに後悔しているということは、楽しくもないのに仕事をしている人は。。。
近年では「ワーク・ライフ・バランス」という言葉をよく聞くようになりました。つまり「仕事だけではなく、プライベートな時間も大切にしようね。」ってことですね。
働きすぎていてはプライベートな時間を大切にできないかもしれないので、一度ワーク・ライフ・バランスについて見直しませんか?というお話でした。
転職して給料が増える人の方が多い!【20代・30代】

厚生労働省が出している『令和2年転職者実態調査の概況』をによると、20代で転職をして年収がアップした人は46.4%、逆に減少した人は、33.1%と年収がアップした人の方が多いのが分かります。
30代前半までは、45%約半数が年収アップと回答していますが、その数は後になるほど減少していき、50代では、減少した人の方が多くなってしまいます。我慢して我慢して、いつの間にか辞めるタイミングを逃してしまった人も多いのでは、、、?
仕事を辞めたいのは甘えだと思って、ズルズル続けていたら結果的に、年収が低いままになってしまった〜。なんてことがないように一度考えてみてもいいかもしれないですね。
仕事を辞めることを考えるチェックポイント【3選】

仕事を辞めることは甘えではない理由をここまで紹介してきましたが、実際に仕事を辞めるとなるとエネルギーが必要なのも事実です。
「仕事を辞めるのも面倒くさいからなんとなく続けて3年経ってしまった〜」なんて人も僕の周りにもよくいます。
以下では、仕事を辞めることを考えて方がいい人のチェックポイントを3つ程紹介していきます。3つの中で2つ以上当てはまる人は、ぜひエネルギーを使って一度転職や、現状の働き方を変えてみることを考えてみてください。
☑月の平均残業時間が17時間以上

DODAが発表している平均残業時間ランキングによると、20代の平均残業時間は他のどの年代よりも短く、「16.8時間」だそうです。
16.8時間は、月22日稼働だとして、1日あたり45分程度で、僕が想像しているよりも少なかったです。働き方改革関連法による影響が大きいのかもしれませんね。
しかし裏を返すと、あなたがもし月20時間以上の残業をしているのであれば、他の人よりも仕事に時間を使ってしまっている事になります。あなたがもし、仕事をするのが楽しすぎて何時間でも残業します!というような根からの仕事人間でもない限りは、「働きすぎ」の状態であると言えるでしょう。
また、「残業代がないと生活ができない」「別に家に帰っても他にやることがないからいい」という人に関しても、これから先を読んでいただくことで状況が変わるかもしれません。そんなお話が続きます。
無料で読める記事なので、最後まで読んでみてください!
☑給料に不満がある

給料が低いと感じる基準は人それぞれですが、相場観を知る為に令和3年に公表された『令和2年民間給与実態統計調査結果』を見てみましょう。
平均年収は20代前半で260万円、20代後半で362万円。さらに、30代前半が400万円、30代後半が437万円と公表されており年齢につれ比例しているのが分かります。平均値はあくまで参考程度で、大事なのは自分の給料に不満があるかないかです。
同じ年収でも「こんな楽な仕事でこれだけもらえて幸せ〜」と満足している人もいれば、「こんなに頑張ってるのにこれだけかよ」と不満がある人もいるでしょう。
今一度、自分に問いて見てください。「あなたは今の給料に満足していますか?」
☑3年後の自分の姿を想像してキラキラしていない

一番のチェックポイントは「3年後を想像して、自分の姿がキラキラしているかどうか」
あ、これもちろん、有名人になっているとか、服装が派手とかそんなことではなくて、自分の理想の姿との差異がどれだけあるかです。
- こんなスキルが身についている
- こんな暮らしをしている
など、自分の理想があると思います。それを本当に実現できる会社なのか。あるいは、自分の理想を、今の会社で叶えられるものに妥協していたりしませんか?
良く聞く話で「象が生まれた時から付けられている杭の話」があります。象は、子供のころに暴れないように大きな杭に鎖で繋がれ、暴れても逃れられないようにしています。しかしいくらあがいても逃げられないことを知った、象はやがて暴れなくなります。
そして、大きくなった頃、子どものころは大きかった杭も小さくなり本来は暴れたら外れるはずの杭が「どうせ逃げられない」「この杭はびくともしない」という先入観からチャレンジをしなくなるのです。
この象のように、今の会社で叶えられる限界を、自分の限界だと定めていてはもったいないかもしれません。一度、どんな人生にしたいのかを考えてみるのもいいと思います。僕は月に1.2回ほどカフェなどで「自分MTG(ミーティング)」をしています。
自分MTGでは、紙とペンを用意して、将来の目標ややりたいこと、先月の自分と今の自分との変化、目標と現在地、ずれは生じていないか等のチェックをする時間に使っています。
キャリア相談というツールを知る
とはいっても、自分の「夢とか目標なんてないよ~」という人もいるはず。そんなあなたにおすすめなのが「キャリア相談」というツールです。
キャリア相談は、プロのキャリアアドバイザーが自分の将来について一緒に考えてくれるサービスです。無料で受けられて、転職しなさいとか、営業をかけられる心配もないので、安心して受けられるのがおすすめできる点です。
「夢は知識」なんてよく言いますが、知らないものをほしいとは思わないし、知らないスキルを身に付けようとは思いません。
- なんとなく今のままではいけないと思っている。
- 少しでも変わりたいと思っているけど何をしていいのかわからない。
こんなあなたには一度利用してほしいサービスが「キャリア相談」です。
まとめ
仕事を辞めることは甘えではありません。
逆に続けることで損をしてしまう可能性だってあるのです。
今一度自分の人生について考えてみるいいきっかけになればいいと思っています。
- 仕事を辞めたいと思うことは「甘え」ではない
- 約8割の人が『転職して良かった』と思っている
- 死ぬ瞬間の後悔に「働きすぎ」がランクイン
- 転職して年収が上がった人のほうが多い
- 仕事を辞めることを考えるチェックポイント3つ
- 残業時間が16.8時間以上(働きすぎじゃないか)
- 平均年収が260万円以下(給料に不満はないか)
- 3年後の自分はキラキラしているか
- 現状を変えたいと思った時「キャリア相談」を利用してみて!